もうすぐ卒団式卒業式ですね!
子どもたちに愛情たっぷりの言葉を届けて見送りましょう。
本日ご紹介するのはフィードフォワード卒団卒業メッセージです。
卒団式や卒業式、保育園や幼稚園の卒園式などで子どもたちの心に届く素敵なメッセージをご紹介します。
フィードフォワードで作る卒団式卒業式卒園式に子ども達へ贈るメッセージはこれ!
卒団式や卒業式、卒園式でメッセージを 伝える役割を任されたのですね。
もしかしたら『 嫌な役目を受けてしまった!』『 私スピーチ苦手なのにどうしよう?』 とネガティブにとらえている方もいらっしゃるかもしれません。
その気持ち分かります。
私もそうでしたから。
自分が断ると他の誰かが引き受けなければならないので、仕方なく受けてしまいますよね 。
でも大丈夫!
なぜならば子ども達はお父さんやお母さんのスピーチを心待ちにしているからです。
私もそのことが分かって『子どもが喜ぶなら!』と、引き受けることにしたのです。
そして実際にやってみて、『メッセージを考える時間こそが宝だ!』と感じました。
これからご紹介するメッセージはフィードフォワードメッセージです。
フィードフォワードメッセージは型があるので、誰でも簡単に作ることができます。
でも世間ではあまり知られていないものです。
なので初めて聞く方にとってはとても新鮮に聞こえます。
それを参考にして素敵なメッセージを作ってみてくださいね。
フィードフォワードとは何か?
ところでフィードフォワードという言葉をご存知ですか?
フィードフォワードとは『意識を未来へ送る』という意味です。
フィードフォワードという言葉は元々工学の機械制御などで使われていた言葉ですが、それを人間のパフォーマンスを向上させる技術としてコーチングに取り入れたのがCEO コーチングの久野和禎(ひさのかずよし)さんです。
CEO コーチングとは chief executive officer の略で、日本語に訳すと最高経営責任者、つまり社長のことです。
久野さんはこのフィードフォワードというコーチング技術を、社長のみならず課長係長、一般の社員、パート、アルバイトに至るまで自由に使うことができるように解説されています。
久野さんが考案したフィードフォワードの定義は次の通りです。
過去や現状にとらわれてしまいがちな人に対して、コミュニケーションや観察を通して相手の状況を把握し、相手に起きている出来事やそれに伴って体験している感情を受け止めた上で、その人が自分の未来に意識を向けて行動することができるように促す技術のこと。
フィードフォワードは仕事のみならず子育てにも夫婦関係にも、さらには趣味や娯楽にも簡単に使うことのできるのが特徴です。
私もこのサイトで『フィードフォワード起こし』という方法を開発し、朝なかなか起きない子供一発で起こすことができるようになりました。
その記事はこちらをご覧になってください。
久野さんのフィードフォワードの書籍はこちらです。
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卒団式卒業式卒園式のフィードフォワードメッセージはこれ!
では早速このフィードフォワードを応用したフィードフォワードメッセージについてお話しします。
フィードフォワードメッセージには次の型を使います。
あなたはこれからどうしたいですか?
〔 本文 〕
あなたはこれからどうしたいですか?
『あなたはこれからどうしたいですか?』で、子供達の意識を未来に向けます。
『あなた達』ではなくて『あなたは』がいいです。
なぜならば子供一人一人に語りかける言葉だからです。
すると子供達は『あれ?わたしはこれからどうしたいんだっけ?』と一瞬考えます。
その後、普通にメッセージを伝えます。
卒業式ならは子供たちが入学した時のことから話し始めるのが一般的です。
入学した時の感動、こんなに大きく成長してくれたということ、そしてこれからもさらに飛躍して欲しいということについて述べます。
そして最後に再び『あなたはこれからどうしたいですか?』の言葉で締めます。
フィードフォワードメッセージのポイント
フィードフォワードメッセージのポイントは如何に子供達の意識を未来へ向けさせることが出来るかです。
それを可能にするのがメッセージの本文を『あなたはこれからどうしたいですか?』の言葉でサンドイッチすることです。
一番最初に語られる言葉、そして最後にも語られる同じ言葉が脳にはしっかりと刷り込まれます。
一般的な卒業卒団メッセージは入学入団した時のこと、つまり過去から出発します。
すると当然子供たちの意識も過去に向かいます。
過去の反省の上に新しい未来を構築していくというのはとても大事なことです。
ところが我々人間は、過去のことを一生懸命振り返ろうとすると、それだけで疲れてしまい、未来へ向かう力がなかなか出てこないものです。
大事なことは過去のことではなく未来です。
私たちは過去の延長線上に未来があると考えてしまいますが、実は過去と未来とは何の関係もありません。
過去に輝かしい実績を残した人だけに明るい未来があるわけではありません。
これまであまりパッとしなかった人も、反対に暗い思い出しかなかった人にも、明るい未来が待っています。
それには子供達が自分の心の中に明るい未来を描けるかどうかにかかっています。
ところが『自分は勉強も運動もあまりできなかったから未来は大したことないね!』と考えてしまう子供達が実はとても多いのです。
過去にあまり上手くできなかったことと未来のこととは何の関連もありません。
その事を暗に伝えているのがフィードフォワードメッセージです。
過去の事はあなたの未来に何の関係もない!
大切なのはこれから!
あなたはどんな未来を描きますか?
まとめ
本日は卒業式や卒団式、卒園式などで使えるフィードフォワードメッセージについてお話ししました。
自分の子供さんに語りかけるような感じで メッセージを届けてみてください。
あなたはこれからどうしたらいいですか?
この言葉は子供達の無意識にまで届きます。
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