フィードフォワードの技術を使って物忘れを防止することが出来るのをご存じですか?
本日はフィードフォワードで物忘れを防止する方法についてお話しします。
フィードフォワードで物忘れを防止する方法はこれ!
隣の部屋に何かを取りに行こうと思って 隣の部屋に着いた途端に『あれ!?私、何を取りに来たんだっけ?』と思い出せなくなることはありませんか?
たまになら大丈夫ですが、こういうことが頻繁に起こると困りますよね。
いわゆる物忘れがひどいという状況です。
これは病院に行かなくてもある程度直すことができるのです。
本日はその方法についてお話しします。
フィードフォワードを応用した物忘れ防止方法はこれ!
フィードフォワードを応用したもの忘れ防止法はこれです。
自分の行動を言葉にしてから動く!
例えば 眼鏡を取りに行こうと思ったら、『 これから居間に眼鏡を取りに行きます!』 と言葉に出します。
それから実際に行動を起こします。
他にも『ガスコンロの火を止めます!』や『郵便を取りに行きます!』、『トイレに行きます!』などこれから起こす行動を言葉にしてから動くと、かなりの確率で物忘れを防ぐ事が出来るようになります。
実際に私のクライアントさんからも『この方法によって物忘れが少なくなった!』と喜びの声をたくさん頂いております。
フィードフォワード物忘れ防止法を強化するには?
先ほど紹介したフィードフォワード物忘れ防止法でもかなりの効果を期待できますが、これをもっと強力にパワーアップする事が出来ます。
そのポイントはこれです!
その先に何をするのかを示す!
例えば先ほどの眼鏡を例に挙げると次のように言葉を増やします。
『 これから居間に眼鏡を取りに行って、この部屋で図書館から借りてきた本を読みます!』 と言葉に出します。
他にも『 ガスコンロの火を消して、肉じゃがを仕上げる。』
『 郵便を取りに行き、 荷物の再配達依頼をする。』
『 トイレに行きトイレットペーパーを補充する。』
このように、その先に何をするかまで言葉に表すと、とても強力な物忘れ防止ができます。
なぜこの方法で物忘れを防止することができるかについて理論的なことを少し説明したいと思います。
なぜならば理論がわかると自分でアレンジして、さらに発展させることが出来るようになるからです。
言葉に表すことで 物忘れを防止できる理由は?フィードフォワードとは何か?
言葉に表してから行動すると、なぜ物忘れを防止することができるのでしょうか?
ポイントは未来に起こすであろう行動を言葉にしているというところです。
フィードフォワードというのはコーチング用語の一つで 意識を未来に向ける技術のことです。
人はどうしても過去のことにとらわれてしまいがちです。
そこで意識的に未来を見つめることによって、過去のとらわれから解放され、未来にどんどん進むことができるようになるのです。
このフィードフォワードの考え方が、物忘れを防止するのに役立つと気づいたのは、老人介護をされている看護師さんとの会話からでした。
その看護師さんは私の古い友人です。
私が田舎に住んでいる母親の物忘れについて相談したところ『行動する前にその行動を言葉に表すと物忘れが改善されるよ!』と教えて下さったのです。
その看護師さんは看護学校でこのことを習ったのではなく、なんと臨床の自分の経験から編み出していたのです。
私はその話を聞いた時に、なぜそれが有効なのかをすぐに理解することができました。
それは脳の仕組みにあります。
人間の脳は自分にとって大事な情報を保存するようにできています。
例えばゴルフの趣味を持ってる人はゴルフの前日になるとそわそわしてしまいます。
それは次の日のゴルフが楽しみだからです。
ゴルフに行く予定の日をわすれるなどということは絶対にありません。
それはその人にとってゴルフがとても大事なことだからです。
反対にあまり重要ではない PTA の役員会などはどうでしょうか。
『行っても行かなくてもいいんだけどなぁ~!めんどくさいなぁ~!』 などと感じていると、予定の入っていることすら忘れていたりします。
それはPTA の役員会議が、その人にとってはさほど重要なことではないということです。
つまり自分がやりたくてたまらないことや、ワクワクするようなことはほとんど忘れません。
ついつい忘れてしまうのは自分にとって大して重要ではないことなのです。
それを補うのが自分の行動を声に出すということです。
自分の行動を声に出すことによってそれが楽しいものに変わるという意味ではありません。
これは繰り返し脳に情報を与えることによって脳が記憶を残しやすくするということです。
学校の勉強でも、例えば英単語を覚える時に一度観ただけではなかなか覚えることの出来ない単語も、何度もノートに書く事によって次第に記憶されるようになります。
それと同じです。
しかも『メガネを取りに行こう!』というような心にふっと湧いて出てきたものは、生きる上でそれほど重要ではないので 、もともと忘れやすい情報なのです。
人間の脳は本当にたくさんの情報を処理していますからとても大事な情報とそれほど重要でない情報、どちらとも言えない情報と言うように、ランクを付けて処理しています。
もしも全ての情報を最重要と捉えていたら、生きることにとても疲れてしまうのです。
ですから『物忘れがひどい!』と悩んでいる方のほとんどは、『それほど重要ではない情報を忘れてしまって悩んでいる!』ということになります。
生きるか死ぬかの大事なことまで忘れてしまうという人はほとんどいないのです。
もしも命に関わるようなことまで忘れてしまうという状況であれば、一度専門のお医者さんに相談してみてください。
まとめ
本日はフィードフォワードの技術を使って物忘れを防止する方法についてお話ししました。
老人介護の現場で活躍している現役の看護師さんの言葉なので説得力がありますよね。
この方法は現役の看護師さんが現場で見つけた小さな気づきなので、おそらく学校では教えていない内容だと思われます。
それがフィードフォワードという脳科学を元にしたコーチングの技術によって裏付けられたのです。
フィードフォワードという技術は、CEOコーチングの久野和禎さんが啓蒙活動をされています。
|
とても応用の利く技術で、会社のみならず子育てや夫婦関係の改善にも効果を発揮します。
この技術が老人介護にも応用できると知った時の驚きはとても大きかったです。
これを少しでも多くの方に知っていただきたいと思いこの記事を書きました。
参考にしてみてください。
コメント