予祝 という言葉をご存知ですか?
ウチの高校3年生の娘が今年(2021年)大学を受験しました。
塾にも通わず自分でコツコツ勉強をする子でしたが、実際大学に合格できるかどうかは分かりません。
しかし親として何かしてあげたいなと思い予祝をしてあげました。
本日は共通テスト直前に行なった予祝についてお話しします。
予祝とは何か?
皆さんは『予祝』という言葉をご存知ですか?
あらかじめ祝うという意味で『よしゅく』と読みます。
予祝は『前祝い』などとも言います。
元々は豊作や多産を祈念して行うお祭りのことです。
お祭りの中では春に植え付けた稲などの農作物がすくすくと成長し、秋に豊かな実りを結ぶことを模擬的に実演します。
つまり日本のほとんど全てのお祭りが予祝行事なのです。
このように日本にはもともと予祝という考え方がありました。
秋の豊作が、あたかも約束されているかのように皆で喜び、祝うのです。
その喜びがあるからこそ、夏の日照りの中でも秋の実りを想像しながらせっせと農作業に励むことが出来るのです。
この考え方を自分の願望実現に取り入れるのです。
農作物の豊作を実現するのも自分の目標を達成するのも、実は全く同じ構造で成し遂げることが出来ます。
予祝のやり方はこれ!
我が家でも予祝を実践してみました。
それはほんの2日前(2021年1月11日)のことです。
ウチの高校3年生の娘の大学受験に適用してみました。
しかし、もしかしたら余計なプレッシャーを与えてしまうかも知れないと考えて、娘に質問しました。
あのね~!
予祝というのがあるんだ~!
お祭りも予祝なんだよ!
春の内に秋の豊作を祈願するお祭りをするよね。
すると不思議なことに豊作が実現してしまうんだよ。
それをあなたの大学受験にしようと思うんだ!
でも『志望校へ合格すること』を目的にすると、あなたのプレッシャーになるかもと心配しているんだ。
そこで『風邪やコロナにかからずに、無事に受験して力を出しきること』を祈願して予祝をしようと思うんだけど、どう思う?
娘は二つ返事で OK を出してくれました。
予祝当日は豪華な料理とデザートを準備しました。
豪華な料理とは『すき焼き』、豪華なデザートとは『手作りのクレープ』です。
食事の前に私からひとこと挨拶。
我が家で予祝をするのは初めてだったので弟たちにもその意味がわかるように簡単に説明しました。
そして主役である娘に全ての試験を無事に終えた喜びを語ってもらいました。
娘は喜んで次のように語ってくれました。
本日は私の受験終了のお祝いにお集まりいただき、本当にありがとうございます。
風邪にもかからず、コロナにも負けず、元気に最後まで試験を受けることができたのは、ひとえに皆様のご協力と応援のおかげです。
私は実力を十分に発揮することができました。
あとは結果を待つのみとなっております。
本当にありがとうございます。
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